リフォームのとき壁をとり外すことがあります。
 壁には外せる壁と外しにくい壁があり、これを勝ち負け壁で考えていく、という話し。

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 二つの部屋があります。
 間仕切りを「負け壁」でつくっておけば、将来は簡単に1つの部屋にすることができます。
 一種のパーティションと考えると分かりやすい。

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 点線内の壁は簡単に外せるので、たやすく一部屋にできる。
 A2図はこの「負け壁」を取り払った場合です。(簡単に一部屋になります。)

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 ところが、下図(B1図)のように「勝ち壁」でつくってあると、壁は取り除くことが困難。
 壁は基礎につながっているし、壁は天井部分で構造体にもつながっています。

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 「勝ち壁」は床や天井内に食い込んでいるので、簡単に外すことは不可能です。

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  ■ 勝ち壁が構造体(耐力壁や筋交いのある壁)なら、普通は外せません。

 ■ この壁が構造体ではない場合だとしても・・・「勝ち壁」だと・・・、
   ・ aで、床に穴があく。
   ・ bで、天井に穴があく。
   ・ cで、梁の高さが不足する。

 B1・B2図は、リフォームのとき余計な費用が掛かります。(または、工事不可能。)

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 「勝ち・負け」を考えないで家をつくることは意外に多いものです。
 どの壁も「勝ち壁」にしてしまうと、リフォームのとき自由が利きません。

 自由な間取りにするには、無用な「勝ち壁」や、間取りが変わりそうな場所に「耐力壁」をつくらないことです。
 間取りは将来を予測すべき・・・。つくったその壁が邪魔になるんです。
 今、を重視しないことがポイントです。

 今回の言葉建築は・・・
 壁には勝ち負けがある。