設計事務所と建設会社は住宅設計に対する考え方が違うという話し。

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 建て主さんが建設会社に依頼して注文住宅を建てる場合、半分くらいの建て主さんは家の間取りを建て主さん本人が考えるようです。
 「こんな間取りはできますか?」みたいな希望が建て主さんから提示があり、建設会社の設計部がそれを図面化していく。
  
 建設会社は本業が「設計業」ではないと考えているのか、建て主さんの案が提示されると、それをそのまま図面化しようとするのです。
 また、案の良し悪しについても、建設会社は意見を述べないようです。
 
 僕のように(私は設計業を営んでいます。)・・・
 「いやぁ、その案は良くないですよ」
なんて絶対に言いません。

 素人の建て主さんより、(建設会社の)設計者の方が圧倒的に経験豊富なのに
 「キッチンのゴミ箱はどこに置くのですか?」
 「洗濯物はどこに干すのですか?」
と、建て主さんが見落としているようなことがあっても・・・。
 そういう余分なことは言わない。

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 専門の設計事務所と建設会社の 「設計の違い」 はそんなところにあるように思えます。
 だからこそか・・・、意外に建て主さんの考えた住宅はムツカシイことを知りました。

 建て主さんの案というのは、希望が多過ぎたり、希望に矛盾があったりしています。
 出来ないことを無理やり納めたりするので、建設会社の設計部は僕よりはるかに難しいことをやっている。
 何しろお客さまは神さまですから。。。

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 家は設計しているとき完成品が見えていない。
 希望の多い建て主さんは妄想状態で案の悪さに気がつかないのだけど、建設会社はお客さまをとても大切?にしているので、意見を言わないのです。(言ったところで嫌われるだけ。。。)
 
 しかし、、、50年~100年も建ち続ける建物に対して、それはお客さまを大切にしていることなのだろうか。。。。