生態系が壊れていくというのは、虫食い的に壊れるのではなく、相似形で小さくなっていくイメージなのだそうです。
 だとすると、どうすれば回復できるのか、方向だけは理解できる、という話しです。

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 絵は生態系ピラミッドのイメージです。
 いわゆる食物連鎖の絵。

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上位が下位を食べる・・・。いちばん上にオオタカとかサシバがいます。

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 東京でも30年前には夕方に見かけたコウモリ・・・、今は見かけません。
 スズメも減りました。

 私は、自然界というのは「虫食い状態」で破壊されている、と思っていました。
 だから成すすべもなくあきらめるしかないかなぁ・・・って。
 下図はそんな虫食いのイメージ図。
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 生物学者の先生と仕事をする機会があったので、生態系の「虫食い状態」についてたずねてみました。
 学者先生は意外なことを教えてくれました。
 「生態系は虫食い状態で壊れているのではなく、相似形で失われていく」
 それを絵にしたのが次です。

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 上位は底辺の下位に支えられているので、生態系の破壊とは相似形で失われる。
 学者先生の示唆はナルホドと思わされるものでした。

 つまり、下辺を失うと食物連鎖である以上、上位が失われる。
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 逆に言うと、上位を失っても下辺があれば、上位は復活できるということになります。

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 こういうイメージ図(相似形での切り取り)は書籍に載っていないと思うのです。
 私は生態系の本をかなり読んだけれど、出会ったことがありません。
 
 考えてみると、相似形はあたり前の話しだといえます。
 生態系は小さくなろうとするときも、大きくなろうとするときも・・・、下位と上位のバランスがとれているってわけ。

 だからこそ多くの人が樹木・樹林や水辺環境の底辺を大きくしようとしようとしているのだと思えます。
 底辺を大きくすればいいってことは原理的に分かっているらしい。
 ならば・・・我々はどうしたらよいのか。。。。

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