住宅設計を内側から考える設計者もいる。
 内観派だ。

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 少し前に 「間取りは回転させて見るもの」を書いたのですが、はじめっから間取りを回転させている建築家もいます。
 つまり、南を上にした平面図で仕事をしています。

02S
 そもそも、平面図は北が上、という決まりは無いのだから、南が上でもいいのだ。
 上図は南が上になった間取り。
  
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 こういう建築家は「内観派」だ。
 家の内部、暮らし方、心地よい空間などなど・・・もっぱら家の内部のことを考えたい人たちなのだ。
 芸大系建築家に多い。
 吉村順三、奥村昭雄、M&N、、、その系列の人たちは「内観派」だ。

 内観派がいるのなら「外観派」はとうぜん居る。
 というより、外観派の方が多いだろう。
 奇抜な家を建てる建築家は99%「外観派」だ。

 整理してみよう。
 内観派・・・■ 暮らしについてよく考えている
       ■ ぬくもり感がある
       ■ 地味、古い
       ■ 派手さはない
       ■ 木をわりと使う
       ■ 暗い
       ■ ディテールに凝る
       ■ OMソーラーって内観派の人たちが考えた

 外観派・・・■ 家のデザイン優先
       ■ 派手
       ■ 時として奇抜
       ■ 明るい
       ■ TVに出てくるイメージ通りの建築家はたいがい外観派

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 建て主さんにも内観派の人はいる。  
 家を外から考えはじめるのか、内部から考えはじめるのか、だ。

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