今を考えない(将来を考える)設計手法のひとつ、室名の決め方について。

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 設計しているとき、その家には小学一年生の子がいました。
 子どもがいるのですから・・・「子ども室」です。
 テレビ回線の話しになりました。子ども室なんだからテレビは要らない、(テレビ漬けになるといけないから)、と決まりました。
 インターネットも要らない。(子どもがアダルトネットを見るかもしれないから。)
 そんな風に考える建て主さんは・・・多いです。

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 でも、それって「今」を考えた家です。
 10年後、20年後を忘れてます。
 家が完成して、10年経つと子どもは18才になり、20年経つと28才になる。
 子ども室ではなく「大人の部屋」です。
 名称は初めから「洋室1」「洋室2」の方が良かったと感じます。
 
 すると正しく判断できる。
 テレビ回線もインターネットも必要

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 建て主自身も同様。
 当初は夫婦二人の「主寝室」という名称で考えています。
 が、20年後、別々の部屋で寝ている夫婦も多い(仲が悪いわけでもなく)。
 「主寝室」ではなく「洋室3」「洋室4」という名称の方がよかったのかもしれない。

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 今、住宅の設計って50年先、100年先くらいまで視野に入れる必要があります。
 (それくらい家の性能って高くなってます。)
 「子ども室」「子育てしやすい家」「共働き住宅」などの短期間な視点ではダメなんです。