建て主は建設会社(や設計事務所)の倒産を視野に入れておくべきです。
 私の経験に基づく最良の支払い方法は「出来高払い」。
 今回は・・・新築住宅を建てる場合の重要ポイントです。

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 出来高払いとは・・・建設現場の仕上がり具合に応じて工事代金を支払っていく方法です。
 月末締めなど、期間を区切って出来高をチェックして支払います。
 
 出来高払いの利点。

 1) (建て主側の利点)過払いにならない。 
   ・工事中に建設会社が倒産しても過払いになっていないので・・・。
   ・続行するための最低資金は建て主の手元に残っている。

 2) (業者側の利点)しゅん工間際の残金が少ないことが利点。  
   ・満足度の低い建て主対策になる。(説明がやっかいなので飛ばします。)

 当事務所は出来高払いの工事契約になるように建設会社と交渉をしています。
 すでに何度も出来高払い契約を行いましたが、よい建設会社はこの契約方法に理解を示してくれます。

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注意点です。
 ・ 素人の建て主さんではこの交渉ができないかもしれません。
 ・ 設計事務所や弁護士などを入れた方がうまくいくかも。
 ・ 契約は双方が合意できなければ成立しません。
  (とくに大手メーカーは合意できないと思われます。)

 大手メーカーが合意できない理由。
 簡単に言ってしまえば、倒産しそうもない大手メーカーならば、支払い方法は大手建設会社の言いなりにならざるを得ないでしょう。
 契約とは力関係で決まるものだからです。

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 ここからは専門的な内容です。(興味のない人は飛ばしてください。)

 具体的な参考事例。
 ・1 契約時   工事請負契約だけを行い、着手金は払いません。
 ・2 着工した月の月末に現場の出来高を建設会社から建て主に報告してもらいます。
 ・3 出来高内容を建て主側がチェック。(一般的には設計事務所が行う。)
 ・4 その8割の金額を翌月の10日までに支払います。(10日後)
 ・5 これを毎月繰り返し、支払っていきます。
 ・6 約4・5か月後に家は完成しますから、完成した時点で残金。

 工事請負契約上の文言は次のようなものになります。
 請負代金の支払い・・・
 ・a 前払い     「なし」
 ・b 部分払い    「毎月末締め、出来高の80%を翌月5日請求書提出、請求書提出後5日以内に現金払い」
 ・c 完成引き渡し時 「残金請求書提出後〇日以内に現金精算支払い」

 上記は参考事例です。
 個別現場に応じて払い方を変化させます。
 着手金を若干支払う場合もあります。
 出来高払いはかなり合理的な支払い方だと思っています。

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