家を建てるときの、「地位財」と「非地位財」について。
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■ 地位財とは
他人との比較によって、満足度が高くなるもの
・ 家の大きさ・外観
・ 年収
・ 役職
・ 車
■ 非地位財とは
他人との比較に関係がなく、満足度は変わらないもの
・ 健康
・ 休暇
・ やりがい
・ 暮らしやすい家
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■ 地位財の実験
1-a図(下)。
まわりの家がみな8千万円のとき、自分の家は6千万円だ、という場合。
我が家はその地域で、2千万円分みすぼらしく見える。

次は1-b図(下)。
まわりの家はみな3千万円。
自分の家は4千万円で他の家より1千万円高いという場合。
その分、立派に見える。
a図、b図、どちらの地域に住みたいか。

下図の方(1-b)を選ぶ人が多いのだそうです。
これが「地位財」。
家は地位をあらわす財産。
周囲との比較によって価値が変わる。
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■ 非地位財の実験
まわりの人は休暇が8日ある。自分の休暇は6日間だという場合。

下図はまわりの人の休暇は3日で、自分の休暇が4日の場合。

どちらを選ぶか。
普通は自分の休暇が6日ある2-a図(上の図)を選ぶそうです。
周囲との比較に関係なく、価値そのものを選ぶ・・・。
これが「非地位財」。
住宅というのは、普通、「地位財」に分類される。
ステイタスだから?
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ところが僕を含めて建築家は1億円を超える住宅を建てる場合があります。
そして、思うことがあります。
1億円を超える家を建てるような人たちは、住宅にステータス(地位財)を、求めていないのです。
どちらかというと、快適性(非地位財)を求めている、ということです。
ある建て主は、
「豪華にならないように建ててほしい、できれば貧相な外観でもいい」
そういう要求がありました。
その心は、恨みを買わないようにしたい。
立派な家に住んでいると思われたくない、というものでした。
思うに、そもそも1億円を超える家は、どう考えても、見た目、豪華なんです。
大きく広い家は、根本的に「地位財」になり得ている、というわけ。
だから、高級な家とは・・・「地位財」が確立されているので、暮らしやすさ、中身の価値(非地位財)の方が大いに問題になるのです。
#
家を「地位財」として設計すべきなのか、「非地位財」として設計すべきなのか・・・、その場面に僕はよくぶつかります。
きわめて簡単に言うと、外観重視は「地位財」志向だと思います。
いっぽう、内部重視は「非地位財」。
個性的であるか、ということも関係があります。
目立つ個性派住宅は「地位財」であり、平凡な家は「非地位財」。
ときどき奇抜な家を建てたい建て主がいます。
奇抜派は、家を「地位財」として設計したいのではないでしょうか。
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次の図は、ここまでの話しを絵にしたもの。
ハショッテ描いてみるとこんな感じ。

・価格の高い家は・・・、非地位財願望(快適性)が高まる。
(根本的に価格の高い家は地位財が確立されているから。)
(資金力があるため、快適性や暮らしやすさ・非地位財を達成しやすいから。。。)
・価格の低い家は・・・、非地位財願望(快適性)は下がる。
(建てることが先行し、快適性に資金が回らないから。)
(奇抜な家を建てる人が多いように思う。)
以上は僕の実感です。。。
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■ 地位財とは
他人との比較によって、満足度が高くなるもの
・ 家の大きさ・外観
・ 年収
・ 役職
・ 車
■ 非地位財とは
他人との比較に関係がなく、満足度は変わらないもの
・ 健康
・ 休暇
・ やりがい
・ 暮らしやすい家
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■ 地位財の実験
1-a図(下)。
まわりの家がみな8千万円のとき、自分の家は6千万円だ、という場合。
我が家はその地域で、2千万円分みすぼらしく見える。

次は1-b図(下)。
まわりの家はみな3千万円。
自分の家は4千万円で他の家より1千万円高いという場合。
その分、立派に見える。
a図、b図、どちらの地域に住みたいか。

下図の方(1-b)を選ぶ人が多いのだそうです。
これが「地位財」。
家は地位をあらわす財産。
周囲との比較によって価値が変わる。
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■ 非地位財の実験
まわりの人は休暇が8日ある。自分の休暇は6日間だという場合。

下図はまわりの人の休暇は3日で、自分の休暇が4日の場合。

どちらを選ぶか。
普通は自分の休暇が6日ある2-a図(上の図)を選ぶそうです。
周囲との比較に関係なく、価値そのものを選ぶ・・・。
これが「非地位財」。
住宅というのは、普通、「地位財」に分類される。
ステイタスだから?
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ところが僕を含めて建築家は1億円を超える住宅を建てる場合があります。
そして、思うことがあります。
1億円を超える家を建てるような人たちは、住宅にステータス(地位財)を、求めていないのです。
どちらかというと、快適性(非地位財)を求めている、ということです。
ある建て主は、
「豪華にならないように建ててほしい、できれば貧相な外観でもいい」
そういう要求がありました。
その心は、恨みを買わないようにしたい。
立派な家に住んでいると思われたくない、というものでした。
思うに、そもそも1億円を超える家は、どう考えても、見た目、豪華なんです。
大きく広い家は、根本的に「地位財」になり得ている、というわけ。
だから、高級な家とは・・・「地位財」が確立されているので、暮らしやすさ、中身の価値(非地位財)の方が大いに問題になるのです。
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家を「地位財」として設計すべきなのか、「非地位財」として設計すべきなのか・・・、その場面に僕はよくぶつかります。
きわめて簡単に言うと、外観重視は「地位財」志向だと思います。
いっぽう、内部重視は「非地位財」。
個性的であるか、ということも関係があります。
目立つ個性派住宅は「地位財」であり、平凡な家は「非地位財」。
ときどき奇抜な家を建てたい建て主がいます。
奇抜派は、家を「地位財」として設計したいのではないでしょうか。
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次の図は、ここまでの話しを絵にしたもの。
ハショッテ描いてみるとこんな感じ。

・価格の高い家は・・・、非地位財願望(快適性)が高まる。
(根本的に価格の高い家は地位財が確立されているから。)
(資金力があるため、快適性や暮らしやすさ・非地位財を達成しやすいから。。。)
・価格の低い家は・・・、非地位財願望(快適性)は下がる。
(建てることが先行し、快適性に資金が回らないから。)
(奇抜な家を建てる人が多いように思う。)
以上は僕の実感です。。。
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