マンションのキッチンリフォーム。
 既存の位置から別の場所に移動すると、レンジフードのダクトはたいがいうまくいかない。 
 
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 1)排気は既存位置を利用せねばならない。

 下図の場合、赤矢印が既存の排気位置。
 界壁(かいへき / 住戸の区切りになる壁)にある排気出口は位置を変えることができません。(共用部と関係するから。)
001 plan02 既存ダクト

  2)梁(構造体)に新規の穴は開けられない。

 緑の位置に台所を動かそうと考えました。
 赤はレンジフードのダクト。
001 plan03 新規ダクト


 ところがの位置にピンクの大梁があり、通過できません。
001 plan04 新規ダクト

 星位置の断面図、a図。
 大梁が邪魔、ダクトが通らない。
0021
 下のb図は大梁を避ける場合。
 ・・・。
 こういうことはやりません。
 キッチンの排気には水蒸気が含まれている。
 いったんダクトを下げU型にすると、水が溜まってしまう。
 (キッチンの排気ダクトは先下がり勾配が基本。)
0031
 もう一つの理由。
 何回も曲げると、ダクトの抵抗が増え、フードの排気能力が下がる。

 3)ダクト直径は20cmあり、太い。
  ダクトの径は15cm、火災防止のためダクトに耐火材を巻きつけるので、太さは20cmになります。(法的規制)
 太いから、天井内に隠しにくい、自由度も低い。

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 リフォームの成功はレンジフードの位置によって決まる、といっても過言ではないのです。
 普通の人は水回りの排水勾配を重要視しがち。
 ところが、ダクト処理の方がムツカシイ。