私がいちばん邪魔だと考えているのは、便器への給水管です。
 床に給水管(赤丸)があると掃除のとき・・・邪魔。
 見た目も。

床給水iStock-2236383163 のコピー

 改善は、からではなく、から給水したらよいと思っています。


 下写真は給水管を壁から出した場合。
 これだけで便器の床まわり掃除は楽になります。

壁給水iStock-2242549414 のコピー

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 次も似たような話しです。
 この手洗い器は床排水になっています。
 これだと掃除しにくい。
 掃除機ヘッドが入らないです。
手洗い排水床iStock-1457261672 のコピー
 下は壁排水にしてある場合。
 些細なことで、床がすっきりします。
 床掃除がしやすい。 
手洗い排水壁iStock-2210699956 のコピー
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 ところが、それができないことがあります。
 その理由は以下です。(便器の事例で書きます。)


 (図の便器はすべてTOTOのCAD図を利用して描いています。)

 a図
図1

 壁の下には土台があることが多い。(2階の場合は胴差しとか梁がある。)
 給排水のため土台や梁を欠損(赤色)させることは構造的にまずい。
 だから、壁の給排水ではなく、床になってしまうというわけです。

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 解決する方法があります。
 壁を手前に膨らませて(建築用語でフカスという)b図のように配管スペースをつくります。
 配管はそこを通します。
 b図
図2
 ちょっとした棚ができて「良い?」という人もいます。
 これで床掃除が楽になる。
 これを設計では「配管棚」と言います。
 そのせいでトイレは棚の奥行分狭くなりますが。。。

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 さらに便器の場合。
 c図はまったく異なった解決策です。
 床から直接、便器の中に配管する方法。
 外観から見て、給水管が見えません。
 もっとも格好がよい設計です。

 c図
図3
 この図、便器は壁から20㎝離れています。
 便器の後ろ側も空くことになり、床掃除は超簡単になります。

 ただし、可能な便器は限られます。
 一例を挙げます。
 TOTO-CES9720W便器です。
便器 0103_23002508_0048
 (TOTOのカタログより)